リネン 麻

リネン(linen)とは、フラックス(亜麻)という草の茎部分の繊維を原料として作った麻のこと。または、リネンを使った麻布製品・寝具等のものをいう。
日本ではそれらの繊維をまとめて麻と呼びますが、麻は大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)、苧麻(ラミー)、洋麻(ケナフ)などは使う原料によってそれぞれ別のものに分けられます。
ただし、日本の品質表示で麻と表示することが出来るものは、リネンとラミーになります。
ラミーの原料の苧麻は、高温多湿な東南アジアなどで栽培される多年草の植物で、リネンの原料の亜麻は、北ヨーロッパの涼しい地方で栽培される一年草の植物です。
主な産地はベルギー・フランス北部・ロシア・北欧・アイルランドなどである。最近は天然繊維のナチュラルさと、なめらかで上品な質感をあわせもったリネンの商品(リネン)は、今もの凄く流行
っています。

リネン メリット

リネンの特徴は、汚れ落ちがいい・吸水性がいい・乾燥が速い・丈夫などのメリットがある。これまでもリネンは、人々に大変親しまれてきた。
見た目の美しさ以上に実用性でも優れており、吸水性・発散性では水分を綿の4倍すばやく吸い取り、熱の伝わるスピードも早い。
また、リネンは丈夫で、水に濡れるとさらに強度が約60%アップするため、洗濯機で強めに洗っても長持ちする。
シーツやタオルにもっと取り入れたら普段の生活も快適になるかもしれません。
湿度の高い日本の梅雨時や夏場には、有難い働きをしてくれます。
汚れに関しては、リネンの繊維構造にはペクチンが含まれているので、繊維の奥まで汚れが入り込むのを防ぎ、雑菌が入り込まず汚れが落ちやすい。
リネンには、多くのメリットがあります。
皆さんも機会がありましたら、リネンを生活に取り入れてみて下さい。

リネン デメリット

リネンはゴワゴワして肌触りも良くない等のデメリットを考えている方も多いと思います。
しかし、リネンは他の麻に比べて柔らかく天然素材のため肌触りも良いようです。
デメリットを挙げるとすれば、(普通の生地よりも多少値が張る事やリネンに含まれるペクチンは熱に弱く、洗う際には60度以上は生地を傷める)等があります。
また、リネンに限らず布製品は蛍光剤や漂白剤の含まれている洗剤での洗濯は繊維を傷める原因になる。
なので、洗剤でのお洗濯は必要最低限にする事で、リネンの素材の良さを長く体感できる。
リネン製の商品は、汚れを避けるために表面加工されているものが多く、そのまま使うとリネン本来の吸水性が発揮できない場合があるので、使う前に水につけて洗濯をしてからの方が良い。
リネン製品は、デメリットはあまりなく、丈夫で肌触りも良いので一度使って体感してみてはいかがですか?

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